プラティパクシャ・ハーバナ…逆転の発想

 

人は誰もが、良いこと、控えるべきことを心の奥で知っています。

しかし頭で解っていながらも、強い衝動に動かされ、良くないことをしてしまうこと、良い習慣を知りながら、守れないこともあります。

 

日々の生活、生き方において、ヤマ(気をつけるべきこと)、二ヤマ(するべきこと)をわかっているのに、それでもできないから苦しくなります。

 

 

自分でも望まない強い衝動に突き動かされるとき、どうするべきでしょうか?

 

 

 

 

yoga sutra (ヨーガスートラ)ではプラティパクシャ・ハーバナ、すなわち逆転の発想をお勧めしています。

 

 

例えば、もし目の前に怒りをぶつけたい相手がいたら「自分の大好きな人だったらどうするかな?」と真逆の発想をし、憎む相手に対して真逆の行いをします。〝ありがとう〟と言ったり、抱きしめてみたり…。

怒りを超える、憎しみから自由になりたければ、嫌悪と反対の思いと行いで乗り越えることで苦悩から解放されるとしています。

 

偽善は偽りの良いことですが、そうではなく、怒り、嫌悪、嫉妬、憎しみといった感情を正すために、本当に良い行いをすることをここでは言っています。

 

 

最初はぎこちなさや、理不尽さ、心のモヤモヤを感じると思いますが、心のトレーニングだと思って、笑顔で優しい労わりの言葉をかけるようにします。

憎しみや嫌悪は、慈悲と優しさに変わり、心が大きくなっていくでしょう…

 

 

 

 

 

あーーーー!分かっていても実践するとなると難しい!!!

しかしやってみるしかない。根気強く。心が暴れそうな時は怒りが消えるまでプラティパクシャ・ハーバナだ!

心の大きな人になるぞ( ˆoˆ )/!と思った今朝でした。笑

今日もいい一日を過ごせますように…♡

 

 

 

↓はインドでのKids yogaのティーチィング練習風景。子供みたいに怒り憎しみを忘れる、今その時間に全力で、楽しむってほんと大事。

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