グルとは…
Yogaの世界では“母親を1番大切にし、その次は父親を、3番目にグルを大切にしなさい”との教えがあります。
今回述べたいのは、3番目のグルについて。
グルとはグ(暗闇、無知)、ル(取り除く、追い払う)という2つの音節から成り立っています。
ここでいう“無知”とは本当の自分自身を知らないこと、「あなたは誰ですか?」と問われて名前や見た目、職業などをあたかも自分自身だと答えるように、本当の自分自身に後から付属したものを“自分だ”と思ってしまうことです。
私たちは、自分の所有物(わたしの〇〇といえるもの)を自分だと思う勘違い=無知から、自我や執着、嫌悪などの苦悩を生み出してしまっています。
その苦悩の根本である無知を取り除いてくれるのを助ける人=ヨガ哲学・ヴェーダンタの教えを行う人を“グル”といいます。
わたしにも心から尊敬すべきグルがいます。グルの教えを日常生活において実践していく、考え方や習慣を変えていくということが今のわたしにとっての課題です。